登山って、やたらとお金がかかるイメージがありませんか?

んなこたぁ~ない。
節約中でも存分に遊べます!
コースがよく整備された低い山なら、季節や場所によっては特別な山装備が無くても気軽に楽しむことができちゃうんです。
仮に装備を整えるにしても、工夫次第で安く抑えることもできます。
そんなにお金がかからずファミリーで楽しむこともできて、春夏秋のレジャーに最適な低山登山。
今回は小仏城山~高尾山に登ってきたレポートを交えながら、低山登山の魅力をお伝えしていきます!
服装は?持ち物は?まずは初期費用を安く抑えつつ装備を整えよう
小仏城山・高尾山では先にお伝えした通り本格的な装備はなくても大丈夫です。
ただし!
リュックと滑りにくいスニーカー(できればトレッキングシューズ)、水分とちょっとした食料(チョコなど)、地図は必ず用意してください。
ウェアは動きやすいものでOK。(汗が乾きやすい化繊のTシャツに、脱ぎ着できる上着がベスト)
これから買うならユニクロやワークマン、デカトロン、フリマアプリの利用が予算を抑えられておすすめです。
山に入るときは万が一に備えてファーストエイドキット、ヘッドライト、ホイッスル、スマホの予備バッテリーも最低限持っておきましょう。
道具やウェアを安く揃えたいならこの記事を参考にどうぞ。
ちなみに、今回のコースではゴールの高尾山口駅に京王高尾山温泉(大人1000~1200円)があるので、着替えを持っていくと温泉も楽しめますよ~!
(それでなくてもすごく汗をかくので、Tシャツの替えがあると安心です)
高尾山は有名だけど、小仏城山ってどこ?アクセスは?
高尾山は言わずと知れた東京都八王子市の一大観光地。
標高599m、ケーブルカー・リフトがあり、麓~薬王院~山頂まで舗装された道があるので普段着でも登れる山ですが、実はれっきとした登山道もあるので、登山客も観光客もどちらも楽しめる山です。
一方小仏城山とは?
城山は全国にいっぱいあるので区別をするためにわざわざ小仏城山と呼ばれていますが、正式にははただの「城山」。
「裏高尾」と呼ばれるエリア、神奈川県相模原市と東京都八王子市の県境に位置する、高尾山のお隣さんです。
初心者だけど、高尾山だけではちょっと物足りないかも~…という方に丁度いい難易度の標高670m。
最寄り駅は神奈川県のJR相模湖駅です。
相模湖駅からは歩いて行くこともできますが、(実際にゆっくり歩いていったところ徒歩30分でした)、登山道すぐ近くの千木良(ちぎら)バス停までバスも出ています。(神奈中バス、運賃180円)
また、車でのアクセスもOK。
小仏峠入口に無料の駐車場があります(15台)。
相模湖駅から相模ダム、弁天橋を渡って富士見茶屋・城山登山口へ
それでは早速レポートいってみましょ~。

当日はお天気にも恵まれ清々しい秋晴れの中、AM8:30頃、最寄り駅であるJR相模湖駅に到着。
この時間は人もまばら…
駅前でトイレを済ませて、いざ出発。

駅からほど近い相模ダムを通って
養護学校そばの、転げ落ちるんじゃねえか?!ってくらいえっぐい角度の下り坂を下って、

弁天橋を渡ります。
橋を渡った先には、謎に猫がわんさといるゾーンや小さな滝があり、そこを抜けると急に目の前に住宅地がひろがるのでちょっと驚くなど。
途中稲刈りが終わった田んぼを横に眺めつつ住宅地を横断して、目指す城山登山口に到着。
富士見茶屋(この日は定休日)&トイレが目印です。
ここまでおよそ30分。
城山に登る

看板によると、登山口から山頂までは2.3km。
時刻はだいたいAM9:30、登山スタートです。
この時点では元気いっぱい。
とっとと登ったるで~!

道中はこんな感じ。
道はしっかり整備されていて歩きやすいです。
良い感じに心拍数が上がり、初心者にちょうどいい負荷。
途中二か所ほど休憩所を過ぎて(富士山見えるよ!)、10:40頃、標高670mの城山山頂に到着!

ゆっくり上って70分の登山でありました。
山頂の城山茶屋で名物のなめこ汁を堪能
この城山の山頂がたいっへん、居心地のいい場所でございまして。

景色を楽しむのはもちろん、シートを敷いてまったりするも良し、茶屋の周りにたくさんあるテーブルでくつろいでも良し。
中でもここで絶対に味わっていただきたいのがこの

城山茶屋さんの名物なめこ汁、300円!!
お豆腐となめこのみのシンプルなお醤油仕立て、トロットロでそれはもう美味しゅうございました。
お好みで七味をかけて。
お豆腐は裏高尾の峰尾豆腐店のもので、水もそちらの地下水を使用しているというこだわりの一品です。
山頂で食べる食事ってなんであんなにウマいんですかね…
茶屋の店員さんに一言声をかけて火気使用許可をとれば、バーナーを使用することもできますので、お持ちの方は是非。
他にも飲み物(200円)、田楽、おでん、カップ麺などが販売されています。
低山は売店のメニューが安くて充実してます!
夏は大きなかき氷が有名とのこと、時期が来たらぜひ食したい。
そんな城山茶屋さんの営業時間は8:00~16:30、定休日は金曜です。
ご注意くださいませ。
余談ですがこちらと背中合わせにもう一軒、春美茶屋さん(営業時間は11:00~17:00)という茶屋があって、この境が東京都と神奈川県の県境になっています。
※営業時間は変わることがありますので最新の情報をお調べください。
見どころ満載の城山山頂~高尾山山頂
さて、すっかり山頂で長居してしまいました。
後ろ髪を引かれながら城山山頂をあとにします。
ここから2か所のチェックポイントを通過して高尾山山頂を目指していきます。
こちらも道は舗装されていて歩きやすいです。

AM11:30、一丁平に到着。
展望台からの景色は素晴らしく、富士山が見えます。
折角登ったというのに、もみじ台手前までは下りが続きます。
下りきった後はもみじ台に向かって上りが続き…

PM12:00頃もみじ台に到着。
ここには細田屋という茶屋もあります。
ちなみに一丁平~もみじ台は春には桜の名所になるそうで。
桜が楽しめるのも低山ならでは。
花粉症がなければ春も行きたいところです。くぅ。
で、ここから高尾山までラストスパート。

地獄のような階段を登り切り…
高尾山山頂に到着、時間はPM12:05。
登ってるときは長く感じるんですが、実際時間にするとすぐですね。
とはいえ体力なしアラフォー、だいぶ消耗してます。
城山山頂~高尾山山頂のタイムは35分でした。
高尾山山頂~高尾山口まで
秋の高尾山山頂はまぁ~混みます。

この日も学生さんの団体がずっと集合写真を撮っていて、15分ほど待ってようやく山頂の写真を撮ることができました。
待ちがてらしばしの休憩ののち、ドラクエウォークのご当地クエストを無事回収して出発です。
とはいえ、ここから先は「1号路」を選択。
この1号路は完全に舗装された観光ルートで、登山は実質終了みたいなもの。
以降はただの観光となります。あしからず。
おばさんは疲れたよ…
歩きやすい道を通って、PM12:40薬王院へ。

薬王院の売店にて名物、権現力ソフトクリーム(380円)をゲットしほくほく。
何だかありがたそうな名前ですが、ぶどう酢を使った、いわゆる飲むフルーツ酢味のソフトクリームです。
他には十穀力団子(350円)という胡桃味噌の焼きだんごがあり、こちらも美味。
しっかり重めの食感で、食べ応え十分のお団子です。
観光×ソフト×だんご、鉄板ですね~。
ここでゆっくり休憩したのち、1号路をふらふらと観光しながらさる園、たこ杉前を通って、PM13:25ケーブルカー山上駅へ。
名物天狗焼きの行列を横に見ながら、30分出発のケーブルカー(片道490円。往復だとちょっとお安くなって950円です)に滑り込み高尾山下山です。

帰りは京王線の高尾山口駅へ、ゴールタイムは13:50頃。
全行程5時間20分のプチ旅でした!
低くても山は山。
こんな感じで、登山の醍醐味はそれなりに味わえます。
そうだ、低山に行こう
・初心者で特別な装備がなくても登れる山がある
・低山登山ならお金をかけなくても楽しめる
・小仏城山~高尾山は見どころ&名物が満載
というお話でした。
山頂のなめこ汁
山頂のコーヒー
飲んでみたくないですか?
ハマりますよ!
節約中でも初めてさんでも思いっきり楽しめる低山登山。
お住いの近くにもあるかもしれません。
試しに一度挑戦してみては。
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