ただのチャリでどこまでいける?交通費を削減したい主婦が自転車で20km走ってみてわかったこと

普通のチャリで20kmサイクリング 生活費節約

このご時世、電車を避けて通勤や通学に自転車を使っている人も多いと思います。

密を避けたい
節約したい
運動したい

そんな要望を一気に叶えてくれる自転車。

ぱんこ
ぱんこ

毎日乗るとして、いったいどこまで行けるのか?!

今回はごくごく一般的なアラフォー女性、フツーの人代表のぱんこが、ただの折りたたみ自転車で2日連続20km走ってみてわかったことをシェアします。

結論から言うと、一日20kmは全然可能です!
最後に20km快適に走行するためのポイントを解説していきますのでご参考にどうぞ。
(ポイントだけ知りたい!という方は目次からジャンプできます)

通勤からちょっとした街へのショッピングまで、どんどん乗ってじゃんじゃん交通費を節約しちゃいましょう!

準備編 バッチリ準備して長距離ライドに挑もう

当日使う自転車はこちら。

自転車
マイ愛車

ママチャリよりはスポーツタイプに近い、20インチの折りたたみ自転車です。
ギアは6段、重量は17kgほど。
電動じゃありません、バリバリの人力です。
こいつを使って20kmの走行を検証します。

家にしまいっぱなしで一年放置した自転車のため、まずはメンテナンスからのスタートです。とほほ。

タイヤの空気圧やブレーキの確認など車体のメンテナンス

タイヤの空気が少ないと自転車が傷んでしまうだけでなく、抵抗が増えてしまって走るのにとっても疲れます
長距離を走るなら特に、タイヤはパンパンにしておくべき
しばらく乗っていない自転車は十中八九空気が抜けているので注意です。
虫ゴムが劣化していないかも見ておくとベスト。

ついでにブレーキの状態も確認して、バッチリな状態にしておきましょう。

ベルやライトなど付属物を確認して事故防止

会社帰りなど遅い時間の走行にはライトが必要になります。
ライトは点きますか?
ベルはちゃんとついてますか?

ぱんこチャリはライトの電池が切れていたので交換しておきました。

いきなり長距離を走る前に中距離の試運転をしておく

何しろ一年ぶりに使う自転車なので、今回まず5kmくらいの試運転をしました。

それでなくても何が起こるかわからない長距離ライド、万が一途中でトラブルが起きてもすぐには帰れませんので、ある程度の距離を問題なく走行できるか確認はしておいた方がいいですね!

忘れちゃいけない自転車保険への加入

都道府県によっては条例によって義務化されている自転車保険(自転車損害賠償保険等)
ぱんこの住む神奈川県では令和元年の10月から義務化されているので、もちろん加入しております!

加入の必要がない都道府県でも、毎日乗るなら念のため入っておくことをお勧めします。
掛け金は月額数百円とリーズナブル。
入っておけば万が一の時安心です。

当日のルート設定とマップ確認

長距離を走るならルート設定は重要です。
自転車レーンがあるような、できるだけ広くて平坦な道をメインにコースを組むと当日のストレスが少なくて済みます。

また、スマホを確認する回数を減らすためにも、マップとルートは頭に入れておきたいところ。
休憩場所の駐輪場も調べておくとバッチリです。

万が一のパンクに備えてピットイン場所(自転車屋さん)と営業時間を調べておく

自転車で20km走るとなると、よく知らない街も通ります。
そんな場所でパンクしようものなら、自転車屋さんの場所を調べるのもひと手間。

予めコース上の自転車屋さんの場所や大体の営業時間を調べておくと、いざというとき役立ちます。

ネットやワイヤーロックの追加など盗難防止策

長時間停めておくと心配なのが自転車の盗難。
特に、おしゃれな自転車、極端に古い自転車がやられやすい気がします…
友人は無印の自転車、2回やられてるからね!
太めのワイヤーロックでがっちり対策しておきましょう。

カゴを使うならひったくり防止のネットがあると走ることに集中できて良きです。

時間はどのくらいかかった?実際に走ってみてわかったメリットと問題点

今回の20km自転車旅では、途中昼食と数回の休憩を挟んで3時間、走った時間は正味2時間10分ほどかかりました。

・自転車が20インチのミニベロであることと
・人とチャリを避ける
・信号で引っかかる
・坂がある
といった関係でいうほど速度は出ず(時間で割ると平均時速9km。ギアは常に6速なのにめちゃくちゃ遅い)、Googleマップの自転車ナビの時間より+40分くらい余計に時間がかかっていますので、利用の際は所要時間は目安程度に考えた方がよさそうです。

それにしても自転車の何が良いって、例えどこまで行こうが無料なこと。
ちなみに検証した日は交通費を片道500円以上、合計で1000円以上も節約できました。これはめちゃくちゃデカい!

このご時世、公共交通機関の密が避けられるというのもありがたい。

で、今回の消費カロリーですが、
生活や実務に役立つ計算サイト自転車の消費カロリーの計算 より
398キロカロリー
という数字がはじき出されました。

ウォーキング130分が341キロカロリーなのでそんなに変わりませんが、まぁ運動にはなってる、という結果に。
ジムで2時間エアロバイク漕いだと思えばいいんじゃないでしょうか。タダだし

…とはいえ良い事ばかりではないのが自転車。
20km乗ってみて感じた問題点がこちらです

①日差しがやばい

まず何がしんどいって、日差しです。
もう眩しいのなんの。

あとガッツリ日焼けしました。
面倒くさくて日焼け止め塗らなかったので見事にこんがり焼けました…顔だけはメークのお陰でセーフ。
男性だったらメガネ焼けとマスク焼けしてたとこでした。危な!

②魔の信号待ち

都会の長距離ライドなので、大きな通りもバンバン通ります。
となるとやっぱり多いのが信号。
地味~にイラつきます。
時間をとられるのはもちろんのこと、止まると日差しもあいまってめちゃくちゃ暑い!汗がふき出します。

③歩道の自転車多すぎ問題

普段徒歩なのであまり気にしてなかったものの、自転車に乗ってみると自転車、めっちゃおる!

その割には自転車用レーンの用意がまだまだ追いついていなくて、電動/人力、大/小、スピードが異なる自転車がむちゃくちゃに走ってるので走りにくいことこの上ない。
あげくには一方通行逆走も当たり前という有様、ルールくそもあったもんじゃねえ!
自転車と歩行者と車を避けながらの長距離は結構なストレス…

平均時速9キロをいうのを見ると、信号含めいかに障害物が多いかがうかがえます。

④一本道が割と飽きる

一本道がね~…飽きるんですよね~…。
直進ばっかだと、
「暇…」
ってなります。

飽きると疲れとかが気になってくるのでヨクナイ。

⑤お尻の痛みと筋肉痛

サドルが固いのでずっと乗ってると尻にきます。
また、2日目には軽い筋肉痛もきます。

ただどちらも微々たるもので、思ったよりは痛くないです。

その他気になったのは、夜寝るときに足がビミョーにダルイこと。

…こんな感じで数々の問題が明らかになりました。
早速、以下で対策していきます!

快適な走行のためのポイント

日焼け対策とサングラス

とにかく日差し対策!
これにつきます。

これをやるとやらないでは信号待ちの不快さが雲泥の差。

帽子(飛ばないようストラップ付がベスト)とサングラスを装備し、SPF50の日焼け止めを顔、手と腕、首(ハーフパンツの場合は足も!)にしっかり塗ってから臨みましょう。

信号があまりないバリエーションに富んだルート設定

平坦で自転車が走りやすい道というポイントを押さえた上で、信号があまりないコースを考えてみるのも手です。

但し信号がないということはその分危険もあるということを忘れずに。
安全運転でいきましょう。

飽きが来ないように一本道にならないルート設定なんてのも良い。

20km走るなら、5kmに一回休憩を

可能であれば5kmに1回休憩を挟むと、メリハリが出て飽きの防止にもなりおすすめです。
なぜなら、5kmくらいが一番ストレスなくサクッと走れるから!
また、暑い季節は特に水分補給が大事になってきますので、小休止はこまめに。

小休止にはコンビニ、ちゃんとした休憩には大きな無料駐輪場とイートインスペースがあるスーパー、ロードサイドのマックなどがおすすめです。
特にヨーカドーはフードコートにセルフサービスの無料自転車空気入れがある店舗もあり、ピットインスポットとしても大変優秀。

自転車乗りのバッグ事情。ザックは必須、ウエストポーチやサコッシュもおすすめ

カゴを過信するべからず。
バッグはリュックタイプのものを選びましょう。
そうすることで荷物で気が散ることもなく走りに集中できます。

また、ウエストポーチやサコッシュがあるとスマホを入れておけるので、さっと取り出せて便利です。(スマホ使う時は必ず止まってね!)

サドルクッションで痛み対策

走行中気になるのが固いサドルによるお尻の痛み。

お金に余裕がある人はサドルクッションの購入を検討するといいかもしれません。
取り付けられるサドルのタイプにもよりますが、Amazonで1000円以下からあるようです。

何せ長い事乗るので、便利グッズを利用して少しでも快適に過ごしたいところ。

また筋肉痛予防として、乗る前に軽く準備運動をしておくといいでしょう。
乗った後の夜は足枕で足を高くして寝るとダルさがとれていい感じです。

ボトルホルダーがおすすめ

水分補給は超大事。
しかしながら、いちいちリュックから取り出すと結構めんどくさいしカバンの中が濡れちゃうしであんまりよろしくない。
そんなときはボトルホルダーがあると便利です。

世の中には便利なアイテムがあってですね、
・自転車に取り付けるタイプ(Amazonで1000円程度~)
・リュックのショルダーベルトに取り付けるタイプ(モンベルで2310円)
・ウエストポーチに取り付けるタイプ(これは漕ぐときジャマかな)
などいろいろな商品が出ています。
お持ちのバッグのタイプやお好みでどうぞ!

ちなみにぱんこは、リュックのショルダーベルトにつけるタイプを自作しました(家にあったもの+材料費で440円)

ボトルホルダー
自作ボトルホルダー

着替えを持っていくと助かる

尋常じゃない量の汗をかきます。

特にショッピングや通勤で自転車を利用する方の場合、人と関わらなきゃいけないので、汗だくの服のままだと大変いたたまれない気持ちになること必至。
夏場はもちろんのこと、涼しい季節でも着替えのシャツを持ってるとGoodです。

タオルも忘れずに!

通勤に通学に。普通のアラフォー女性、電動じゃない折りたたみのミニベロでも一日20km走れるよ!

・準備をしっかりすれば、一日20kmは行ける!
・交通費を節約できる上に運動にもなって一石二鳥!

というお話でした。

往復で乗るとしたら、片道10kmくらいが目安のラインになるでしょう。
片道10kmであれば長い休憩を挟まずとも小休止のみで走れるので、所要時間は信号待ちにもよりますが1時間くらい見ておけば間違いないはず。
電車やバスの時間より30分ほど早く家を出れば大体いい感じじゃないでしょうか。

例えば帰省など宿泊ができるなら片道20kmの走行も可能。
行動の幅が広がりますね!

自転車で快適に走って節約&運動、あなたも挑戦してみませんか?

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